公益財団法人東京三商会の歴史

東京三商会画像

この川岸運動場 (現在の新校舎が建っている所) も、当時の三商の校庭が狭かったことから、 初代吉沢徹校長が地主である深川区に折衝し、 運動場拡張の目的で昭和13年12月13日に2,500坪を買収しました。 買収価格の92,933円8銭も、毎月のP TA会費を50銭の値上をして8年間も積立て、購入されました。やっとの想いで購入した土地は荒削りの地形で、 丸の内のビル工事現場からトラック600台分の土を運んでもらい、 土盛りをし、整地をする ことは大変な仕事であった様であります。在校生の勤労作業も続けられ、 夏季休暇中は上級生が学年別に数日間 体育館等に宿泊して、 炎天下の地均しや除草等に尊い汗を流したそうであります。こうした努力の積重ねで、 荒地にすぎなかった 川岸運動場も名実共にグラウンドらしくなり、 三商のグラウンドは従来の二倍以上の広さとなった訳であります。又、六日町山寮も3年間毎月200円ずつ積立 をし1,500万円を投じて昭和37年に購入したのでありますが、 この物件も時代の流れで利用者数の極度の減少・・・ 固定資産税の負担が重荷となり維持困難との理由で、残念ながら数年前に地元の六日町に寄付する形となりました。昭和50年3月11日に総額 4億2,480万3,501円で東京都に売却されました。

昭和40年6月同窓会報三商会

 こうした流れを経て、財団の基本財産は川岸運動場 を都に売却した代金による現金預金へと姿を変えたものとなりました。これらの管理運営のために財団法人東京三商会を設立しました。平成20年の法律の改正により財団法人などの活動や税制が変更されました。それに伴い財団法人東京三商会を平成23年4月1日に公益財団法人東京三商会へ移行致しました。公益に値する法人となることから運営も学校の教職員主体から変化してきました。現在は基本財産(信託預金など)を持ち、その管理と運営にあたっています。

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